THeme of the Month
マンハッタン・ストーリー / レモンジュースについて
鈴木 由紀子
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国際母語デーであり、
漱石の日であり、
さらにいうと、アレルギー週間でもある2月21日に、
めでたく配信されるこの2曲は、
ユーモアかつ、センチメンタル、
勇敢な男性コーラスの聴き所たっぷり、
総時間6分26秒の、親切で真面目な、気のいい2曲です。
今回もnauの方が協力してくれて、
わたしは調子に乗ってペラペラ喋ってますので、
特典映像も併せて、どうぞよろしくお願いします。
笈川 司
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『 マンハッタン ストーリー 』の原型は
2008年の9月にはあったんだけど
いまいち抜けが悪かったんで、しばらく寝かせていました。
元々のリフはもう少し攻撃だったんだけど
あんまり肩に力を入れない感じで、
しれっとやったらどうなるかなぁと思って
2010年に今のアルペジオにしてスタジオへ持っていきました。
アレンジ中、鈴木さんがしきりに
『冬っぽい感じ、冬っぽい感じ』って
着地点をはっきり提示してたんで
バンドアレンジはすんなりいった記憶があります。
録音も80'sな感じに上手いこと持っていけて満足してます。
ちなみにドラムは高橋さん( HARISS / The Commons )です。
高橋さんのナチュラルなハネが大好きなんでね。
◇
『 レモンジュース 』は2010年に出来てから
すぐにライブで大活躍してます。
響都ノ宴でやったら、怒髪天のシミさんに
『 The Roosters 』みたいでかっこいいなぁって
言われて嬉しかったっけ。
この曲は鈴木さんがスタジオへ持ってきて
その日のうちにほとんど出来上がったんじゃなかったかなぁ。
ちなみに仮タイトルは 『 U.M.A. 』でした。
ぱっぱか、ぱっぱか、お馬さんビートなんでね。笑
お馴染みヒッシーに叩いてもらってます。
訂正
私は作ってないと鈴木さんに言われました。笑
スタジオセッションで出来た曲のようです。
旭 司
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マンハッタンストーリーの雰囲気は、最初から頭の中で
ずっと枯れたベースの音っていうのがあって、
楽しい感じなんだけども決して元気モリモリではいけないなと。
普段レコーディングでは新品の弦で、ギラギラした部分を
残した状態での音作りが好きなんだけども、この曲に関しては
どう考えても、プレベに古い弦を張って力いっぱい
えいっ!えいっ!って弾いてる音のイメージだったんだよね。
冬っていっても色んな冬があると思うけど、この曲のイメージは
からっとした乾いた冬なのかな?って。
まぁマンハッタンなんて行ったことないけどね・・・笑
レモンジュースでは、とにかくワショ?イ!!ワショ?イ!!だね。
にぎやかでワクワクするような感じが、この曲を一番最初に
スタジオでせーの!で合わせたときから
レコーディングで録った時まで全く変わらないんだな。
自分がベースで弾いてるフレーズとかも、ほとんど最初のころとは
変わってないと思うんだけど、ギターのサイレンみたいなフレーズや
なんつってもドラムがスカタカスカタカ気持ちイイからベースもつられて
踊らされてる気持ちになっちゃうんだよね。
ん?スカタカスカタカ?ツクタカツクタカかな?トコタカトコタカ?
ドコパカドコパカかもしんない。まぁ良いや、好きに感じてくださいな。
うんうん今回も終始楽しかったし、とても良いレコーディングでした。
みんなちょっと聴いてみてくださいな。笑